ツインバード工業 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
ホーム > ツインバード工業 株式会社

超低温冷凍庫で燕三条地域の底力を見せたい

代表取締役社長
野水 重明

創業70年を迎えました。

 バトンを渡してくださった先輩方、一生懸命働いてくれている社員、取引先、地域の皆さま、株主の皆さまに心から感謝いたします。ものづくりの街・燕三条でこれだけ長く事業を継続できたのは皆さまのおかげです。
 家電事業を軸に事業を展開しておりますが、直近ではFPSC(フリー・ピストン・スターリング・クーラー)を搭載した新型コロナウイルスワクチンを輸送・保管するワクチン運搬庫の大型受注を頂きました。FPSCに技術投資したのは20年以上も前。改良を重ねノウハウを蓄積してきた差別化された独自の技術で、地域の企業と一緒に取り組んできました。今回の設備投資に当たっては投資家の皆さまの支援も頂き、桁違いの台数を製造しました。
 節目の年に燕三条のものづくりで地球規模の課題を解決するお手伝いができるのは喜ばしいこと。本業を通して付加価値を創造することが、この地域や新潟のプレゼンス(存在感)を変えるのではないでしょうか。

その他、新型ウイルスの影響は。

 とにかく社員の健康を守ろうと昨年ゴールデンウイークを含め16連休とし、一時的に工場を止めました。その後は売り場の訴求方法を変えて巣ごもり需要を捉えることができました。プロの味をご家庭で楽しめるようこだわり抜いた「全自動コーヒーメーカー」は、テレビでも高評価を頂き大ヒットしていますね。従前の生活スタイルに戻るのはもう少し先。今後もオンラインショップなど電子商取引(EC)に力を入れます。

人材育成についてお話しください。

 企業の経営資源はかつて「人、モノ、金」と言われましたが、今や「人、人、人」の時代。全員で教え合い、学び合う社風づくりを実践したいと思い、企業内大学「TWINBIRDアカデミー」を設立しました。特に、個を尊重し対話を重視することで、当社で働く意義を考え、目的意識を醸成する機会としています。

挫折を乗り越えたエピソードは。

 挫折と克服の繰り返しでしたね。銀行に出向した時は周りは優秀な方ばかり、その後大学院で学んだ時も困難の連続でした。会社の経営も事業継承した2011年は業績が伸び「すごい社長がデビューした」などと言われましたが、翌年の半期決算で赤字になったり。しかし新潟県人らしさなのでしょうか、逆境があると乗り越えたくなる。課題を一つずつ解決することでここまでやってきました。挑戦し乗り越えた経験が力になっていきます。

Overview [概要]

全自動コーヒーメーカー         新型コロナワクチン用ディープフリーザー
◼所在地 〒959-0292 燕市吉田西太田2084-2
TEL.0256-92-6111 FAX.0256-92-7582
◼創業 1951年
◼事業内容 家庭用電気機器、FPSC(フリー・ピストン・スターリング・
クーラー)及びその応用商品の開発、製造、販売
◼資本金 24億9,907万円
◼売上高 121億円(2020年2月期連結)
◼従業員数 303人(2020年2月現在)
◼支社・支店 東京支社、大阪支店、新潟営業所、名古屋営業所、福岡営業所
◼グループ会社 双鸟电器(深圳)有限公司
◼ホームページ http://www.twinbird.jp/