ホテルオークラ新潟 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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みんなで応援しよう、新潟の大切なおもてなし文化

代表取締役社長 総支配人
後藤 克洋

昨年は大変な1年でしたね。

 インバウンドが3,200万人に迫ったのは2年前。新潟にも足を伸ばしていただいていたことが遠い昔のようです。当ホテルでも宿泊、宴会、レストランの需要消失に見舞われました。
 ホテル業界にいると胃がキリキリする経験も少なくありませんが、今回は最大の危機。苦境の中で会社と従業員をどう守るのか、経験則では展望が開けない状況がこれほど長く続くのは初めてのことでした。
 ただ、苦しいのは私たちだけではありません。古町芸妓(げいぎ)さんをはじめ、県内で活動するアーティストなど、新潟のおもてなしを支える方々も活躍の場を失っています。そこで当社は「絶やさない、新潟のおもてなし」を掲げ、その支え手をお客さまと一緒になって応援する機会をつくろうと、新潟観光コンベンション協会の力強い支持も得て、自主企画を手がけました。

具体的にはどのようなことですか。

 昨年8月に当ホテルのフランス料理を味わい、総勢21人の芸妓さんのあでやかな舞やトークを楽しむ「応援しよう、古町芸妓!その芸と粋に浸る80分」を、11月には新潟を代表する室内合奏団の生演奏とフランス料理、新酒を堪能する「解禁!新米新酒えちご美酒ヌーヴォ&応援しよう新潟アルスノーヴァ」を、そして3月には金森穣さん率いるりゅーとぴあ専属舞踊団「Noism」を招き「応援しよう、ノイズム。その創造力と身体表現に浸る」を開催。「絶やさない、新潟のおもてなし」に共感いただく輪を広げることができました。金森さんは「新潟から世界へ」と言い続け、西洋のコンテンポラリーダンスを新潟で咀嚼(そしゃく)、再定義し、世界へ発信しています。当ホテルゆかりの大倉喜七郎が、和と洋の音楽を融合しようと創設した「大和楽」も勉強されたそうです。不思議なご縁を感じました。

新潟文化の再発見ですね。

 地域観光におけるマイクロツーリズムの意義は正しくそこにあると思います。私たちが当然としてきた新潟のおもてなしは、結局人が支えているんですね。その支え手を見いだし・育て・磨き・際立たせること。その取り組みこそ、やがて戻ってくる訪日外国人の、よりユニークで深みのある旅行体験の求めに応える、新潟のおもてなしを生んでいくんだと思います。今後も「絶やさない、新潟のおもてなし」の活動をお客さまと一緒に、安心の新しい宴会スタイルで、続けていきたいですね。

Overview [概要]

「萬代橋」のたもとに建つホテル
◼所在地 〒951-8053 新潟市中央区川端町6丁目53番地
TEL.025-224-6111 FAX.025-224-7060
◼開業 1978年10月5日
◼事業内容 ホテル事業
◼資本金 8億1,000万円
◼従業員数 160人
◼ホームページ http://www.okura-niigata.co.jp/