ホリカフーズ 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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介護・治療・災害食等の「開発型メーカー」

代表取締役社長
五十嵐 一也

御社の沿革をお話しください。

 そもそも1936年に冬の出稼ぎ対策で地元有志がお金を出し合い、従業員5人でゼンマイの缶詰を製造する「堀之内食料品加工組合」を発足したところから始まりました。
 戦時中は軍納缶詰を製造。54年に工場を閉鎖しましたが、地元の支援で「堀之内缶詰株式会社」として再出発したのが55年です。好景気に乗り順調に売上を伸ばしましたが、冷蔵庫等の普及で缶詰需要が下火になったため、72年、介護・治療食分野に進出しました。東京都内の病院から常温流動食製造の依頼があったことがきっかけで、この分野では国内の先駆けです。
 81年にペットフード製造を手掛けるグループ会社「デビフペット株式会社」を設立しました。98年には現在の社名に改称し、介護・治療食の海外展開を図るため、2018年にタイと中国の事業をスタートしました。

時代の先を読む事業展開ですね。

 当社は「開発型メーカー」として生き残ってきました。市場開拓も含めて開発を積極的に展開。「食べることをあきらめない」をモットーに、介護・治療食のほか災害食を開発・提供しています。
 災害食「レスキューフーズ」は、1963年から当時の防衛庁に戦闘糧食を製造・納品しているノウハウを生かしています。95年の阪神・淡路大震災後に現地を訪れ、被災地での温かい食事の必要性を強く感じたんです。「レスキューフーズ」は発熱剤入りでライフラインが寸断されても温められます。今年はアニメ『エヴァンゲリオン』とのコラボ商品も発売。災害食としてご家庭に常備していただきたいです。
 昨年6月、社長就任に当たり、10年後を見据え、改めて5カ年の中期事業計画を策定しました。新工場建設を柱に、売り上げ向上を目指し、海外事業を推進します。

人生の転機となる出来事はありましたか。

 剣道を習っていた20歳くらいの時、当時80代の師範から二つの法則を教わりました。人や仕事を大切にすれば、自然に恩恵が自分に戻る「鏡の法則」。そして浴槽の湯に漬かり、両腕で水を集めようとすると脇から逃げていきますが、物を相手に差し出すように両腕を動かすと水が自分に集まってくる。だからまず持っているものを与えよ、という「風呂桶の法則」。この二つは今でも心がけていますし、仕事にも生きていますね。

Overview [概要]

◼所在地 〒949-7492 魚沼市堀之内286
TEL.025-794-2211 FAX.025-794-3225
◼設立 1955年1月18日
◼事業内容 食品製造業(食肉缶詰・介護食・治療食・災害食 他)
◼資本金 2億5,000万円
◼売上高 52億5,000万円(2020年3月期)
◼従業員数 226人
◼営業所 東京営業所、東北営業所、関西営業所、九州営業所、バンコク駐在員事務所
◼グループ会社 ホリカサービス株式会社、デビフペット株式会社
◼ホームページ http://www.foricafoods.co.jp