中越運送 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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ハードをさらに充実させ物流ニーズに応える

代表取締役会長
小林 和男

新型ウイルス禍による物流への影響はいかがですか。

 ネット通販の宅配は爆発的に増えましたが、商業輸送は逆に減り、両者の格差が顕著になりました。物流の大切さが再認識され、物流業者もエッセンシャルワーカーであり、インフラに欠かすことのできない存在として、行政も危機感を持ちバックアップしてくれるようになったと思います。物流業界側も、ライフライン維持の自覚が強くなりました。
 ほぼ半世紀この業界にいますが、現在のような経済不況下で、ほとんどの物流現場で運賃相場が下がらないことに驚いています。運ぶ荷物が少ない場合は運賃も下がるのがこれまでの輸送の歴史であり、そのしわ寄せが労働者の低賃金や待遇悪化につながっていた。ところがこの5、6年は、ドライバー不足で輸送の需要に応じられないことが多くなり、適正運賃を求める動きが高まっていました。宅配が生活の一部になり、個人ユーザーもドライバーの味方になる空気が出てきた。そこに今回の新型ウイルス禍が重なり、運賃相場の維持につながったと感じます。

昨年、国土交通省はトラック運送業の標準的な運賃を初めて告示しましたね。

 画期的なことでした。数年前に運送約款が見直され、荷物の上げ下ろしは運賃には含まれず別料金と明確に決められました。その背景にもドライバー不足があります。新型ウイルス禍はユーザー、行政、業界が「健全な物流」を共通認識する追い風になったと感じています。

昨年10月、新潟東港に危険物低温倉庫を新設されました。

 世界的メーカーのお客さまの要請に応えたもので、化学薬品の保管から輸出までを担います。今後上越市の県営南部産業団地に上越では2カ所目の物流拠点も設けます。昨年2月には愛知県一宮市に中部ロジスティックセンターを設けました。さらに今年長岡市に新たに土地を購入、3年以内に拠点センターをつくる予定です。大手のお客さまと直接やりとりするには保管施設も兼ね備えないと需要は満たせない。ハード面を着実に充実していかなければなりません。

ご自身の人生の転機は。

 高校卒業後、大学に進学したことですね。大学進学せずに、美術品などを扱っていた家業に携わっていたら、別の人生になったでしょう。大学で出会った個性的な先生に、世の中の動きの力学を教えてもらいました。卒業して50年たった今でも覚えていますよ。

Overview [概要]

暮らしを支える当社トラック
◼所在地 〒950-8621 新潟市中央区美咲町1-23-26
TEL.025-283-0019 FAX.025-284-0590
◼設立 1951年4月2日
◼事業内容 貨物自動車運送事業、貨物運送取扱事業、倉庫業、通関業、航空運送代理店業、梱包荷造包装業、自動車分解整備事業、不動産・施設の賃貸業、損害保険代理業、産業廃棄物収集運搬業 など
◼資本金 4億8,750万円
◼従業員数 1,250人(2021年4月現在)
◼店所 本社1、支社4、事業部1、営業所48、海外駐在事務所3
◼ホームページ https://www.chuetsu-group.co.jp