亀田製菓 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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基礎体力をつけ、競争力のある企業体質へ

代表取締役会長 CEO
田中 通泰

昨年のトピックは。

 業績全体としてはまずまずでした。巣ごもり需要で国内米菓はスーパーマーケットでの販売とインターネット通販は伸びましたが、百貨店やアミューズメントパークでの売上が減少。海外事業は健康志向の高まりから、アメリカのプレミアム・ライスクラッカー「メリーズ・ゴーン・クラッカー」の業績が急速に改善され、収益に貢献しました。また欧米に商品を輸出するため、タイに「シンハーカメダ社」を設立しました。
 私個人としては、これまで仕事の6割を占めていた国内外出張ができず、逆に社内の不都合な点、例えばデジタルトランスフォーメーション(DX)の遅れなどをじっくり考える良い機会になりました。

今後の展開をお教えください。

 食品事業では、植物由来のプラントベースドフードやお米由来の乳酸菌の成長が期待されます。また子会社の尾西食品が製造する長期保存食の売上が伸びていますので、グループ各社の力を結集してさらに商品の改良をしていきます。
 今後は国内米菓事業と海外事業、食品事業の3本柱でしっかりと立ち、特長あるグローバル企業を目指します。現在は国内米菓事業がグループ売上高の80%を占めますが、2030年には国内米菓事業50%、海外事業と食品事業で50%を目指したい。40年代にはイスラム人口が増加する予測ですから、ビジネスチャンスを見つけていきたいですね。なお当社の成長のポイントは米菓と食品、国内と海外それぞれのシナジー効果がいかに発揮できるかにあると考えています。
 新型ウイルス感染症の収束にはまだ時間がかかるでしょう。リモートワークは時間の節約にはなりますが、お互いの真意が伝わりにくく、意志固めの反応がつかめない部分があり、経営の難しさを感じています。利益を伸ばすことだけを目的にせず、PDCA(計画、実行、評価、改善)を徹底し、基礎体力をつけて競争力のある企業体質にしなくてはなりません。企業の活性化と生き残りを図るため、経営幹部のポジションに外部人材を積極的に登用しています。社内のコンビネーションを高め、よりチームプレーを発揮していくことも今後の課題です。

挫折を乗り越えた経験は。

 毎日が挫折の連続です(笑)。いつ何が起こるか分からない不安の中で、泰然自若として正しい判断をしなくてはなりません。挫折を糧に、いかに成長していくかが重要です。

Overview [概要]

ECOパッケージシリーズ、好評発売中。
◼所在地 〒950-0198 新潟市江南区亀田工業団地3丁目1番1号
TEL.025-382-2111
◼設立 1957年8月
◼事業内容 菓子の製造販売
◼資本金 19億4,613万円
◼売上高 1,038億円(2020年3月期)
◼従業員数 3,379人(連結、2020年3月31日現在)
◼支店 全国7支店(仙台、東京、新潟、名古屋、大阪、福岡)他21エリア
◼国内グループ会社 9社
◼海外グループ会社 10社(米国3社、中国、タイ3社、カンボジア、ベトナム、インド)
◼ホームページ https://www.kamedaseika.co.jp