北越コーポレーション | 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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「北越グループ ゼロCO2 2050」への挑戦

代表取締役社長 CEO
岸本 晢夫

新経営計画と環境経営の強化についてお話しください。

 昨年4月より新たに2030年度を最終年とする長期経営ビジョン「Vision2030」を発表するとともに、中期経営計画2023をスタートさせております。当計画において事業ポートフォリオシフト、海外事業の拡充、国内事業強化、ガバナンス経営強化、SDGs(持続可能な開発目標)活動推進の五つの基本方針を柱とする経営施策を掲げ、最終年度に売上高2800億円、営業利益150億円を目指しております。
 また、以前より原材料の調達から紙製品の製造、使用・廃棄に至るライフサイクル全体でのCO2排出量の削減に取り組み、紙製品の製造においてバイオマスエネルギーへの転換を積極的に進め、現在では新潟工場のCO2ゼロエネルギーの比率は74%、CO2排出量の少ない天然ガスを加えると87%に達し、新潟県の環境政策にも大きく貢献しております。この度、環境経営をさらに強化するため「北越グループゼロCO22050」を策定、50年までのCO2排出実績ゼロへの挑戦を表明し、取り組みを強化しております。

新潟工場・長岡工場(研究所)で社会環境に対応した取り組みを進めています。

 昨年4月より新潟工場でスタートした段ボール原紙事業は、新型ウイルスによる食品やネット通販向けなどの段ボールの需要増を受けて、順調に生産・販売を進めております。また、抄紙技術を生かした新規事業を計画、サプライチェーンの見直し、生産拠点の国内回帰等を進める企業に対する県内製造拠点の新・増設を支援する新潟県の補助事業「未来創造産業立地促進補助金(ものづくり国内回帰工場立地支援型)」の採択事業者に決定するなど、成長分野を見据え国内事業の強化に努めております。
 特殊紙を生産する長岡工場では、スマートフォン、車載機器向け電子部品の搬送に使用されるチップキャリアテープ原紙、水処理分野向けRO膜支持体の需要増加に対応する生産体制の構築を進め、研究所では脱プラにつながる機能性用紙の開発を進めております。昨年発表した新素材「パンセ」は従来のポリエチレンラミネート紙に比べ、プラスチック使用量を7割~9割程度削減可能な紙で、食品容器や包装用紙などさまざまな用途展開を見込んでおります。
 当社グループは、これらの取り組みにより、今後も新潟県のさらなる発展及びSDGsへの貢献に努めてまいります。

Overview [概要]

新たに設定した将来目指すべき環境ビジョン
「北越グループ ゼロCO2 2050」
◼東京本社 〒103-0021 東京都中央区日本橋本石町3-2-2
TEL.03-3245-4500
◼設立 1907年4月27日
◼事業内容 紙・パルプ製品の製造販売事業など
◼資本金 420億2,094万239円
◼売上高 2,646億円(連結、2020年3月期)
◼従業員数 連結 4,688人、単体 1,633人
◼事業所 新潟工場・長岡工場 他
◼ホームページ http://www.hokuetsucorp.com