吉乃川 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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「変わらないために、変わる」挑戦を続ける

代表取締役社長
峰政 祐己

2019年オープンの酒ミュージアム「醸蔵(じょうぐら)」での取り組みをお話しください。

 醸蔵は国内外から訪れる吉乃川ファンとの関係づくりの場です。吉乃川の歴史や酒造りへの想いを伝えるだけでなく、ここでしか味わえない特別なお酒も提供することで、日本酒を通じた感動を体験してもらいたいと思います。
 醸蔵に取り入れたかったことの一つにクラフトビールがあります。酒への間口を広げ、日本酒になじみのない方にも訪れていただきたいという想いからです。昨年から提供を始めた「摂田屋クラフト」は日本最大のクラフトビール品評会で入賞を果たすことができました。

昨年クラウドファンディングで取り組んだ「カヨイ」は、全国350人の方にご支援いただきました。

 酒蔵がお客さまと直接つながる機会をつくりたい、と考えての挑戦でした。専用ステンレスボトルに吉乃川の特別な日本酒を入れてお送りし、飲み終わったボトルを返送していただき、次のお酒をお届けします。昔ながらの「通い徳利」を復活させた、現代の新しいお酒の楽しみ方です。カヨイを通じて想いを知り近づいたからこそ感じていただける親近感で、日常で飲む吉乃川をより楽しんでいただければと思います。今後は醸蔵のサービスとして継続します。

今年のトピックは。

 お酒はコミュニケーションツールの一つ。日常のさまざまなシーンで「お酒のある生活」を楽しんでいただく提案をしていきます。日々の暮らしにまつわるものという点で、ライフスタイルショップと手を組むことも検討しています。秋以降は燗(かん)酒をPRしたいですね。「温活」という観点での他業種との協働など、新しい展開を考えています。

酒蔵にとって、新型ウイルス禍は転機になりましたか。

 新型ウイルスの影響もありますが、お酒の飲まれ方は、以前から変化してきています。醸蔵やカヨイの取り組みは、今の時代に合うコミュニケーションの場、酒のあり方を考えたもの。どんな時でも挑戦は必要です。
 酒を造るサイクルや在庫の考え方も全面的に見直します。10年、20年先を見据え、社員と創業家でビジネスの土台からつくり直します。それができるのも、お客さまがいるからこそ。お客さまを一番大切にするという想いと、長きにわたり愛されてきた「吉乃川のお酒」の本質は変えることなく、これからも新たな挑戦を続けていきます。

Overview [概要]

吉乃川ファンとの接点づくりの場となる「醸蔵」
◼所在地 〒940-1105 長岡市摂田屋4丁目8番12号
TEL.0258-35-3000㈹ FAX.0258-36-1107
◼創業 1548(天文17)年
◼事業内容 清酒製造販売
◼資本金 2,100万円
◼従業員数 80人
◼支店 東京支店
◼ホームページ https://www.yosinogawa.co.jp/