岩塚製菓 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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新施設が本格稼働 未来に向け挑戦を続ける

代表取締役社長
槇 春夫

新設した「BEIKA Lab(ベイカラボ)」と「長岡新工場」が今春から本格稼動しましたね。

 あられ・おかきの増産と、品質向上を目指します。トップ商品「田舎のおかき」は売り上げの伸びがよくニーズも高い。あられ・おかきを強くして岩塚らしさを発揮するという基本戦略はありましたが、うるち米原料のおせんべいに比べ商品にするまで時間がかかるため、生産量を増やすことが困難でした。「BEIKA Lab」の建物1階の生産工場には、従来の作り方を改善できる業界初の機械も導入。2階は、これまでの「R&D・Mセンター」を集約した開発の拠点に当たります。若い世代に向けた新機軸の商品を作らないと、この先の成長はありません。ここでは新商品を試作し、テスト販売しながら改良していく、全く新しいチャレンジができます。
 長岡市出身のタレント、西山茉希さんを「特命コラボアドバイザー」に任命したのも、若い消費者の獲得が目的です。また今年3月には「アクロスプラザ長岡七日町」の一角にアンテナショップを出店。集客力強化のための新しい試みです。

今後の展望は。

 経済連携協定(EPA)で輸出入にかかる関税の撤廃や削減がされることは、米菓の本家である日本の業界には大きなチャンスです。海外では特に「日本らしいこだわり」のある商品が求められます。商品の背景にある文化も含めて輸出しなければ国際競争に勝てません。パッケージの「国産米100%」の表示を、今年から「日本のお米100%」と変え、「日本」を強調。米菓を「BEIKA」にしているのも、日本のお米のおいしさを海外に広めるためです。
 新型ウイルスにより、仕事も社会も大きく変化しました。変わるということ、それは挑戦。未来はその先にあります。失敗してもいいから挑戦していこうと社員に伝えています。

挫折や困難を乗り越えたエピソードをお話しください。

 人生においても、会社にとっても、最大の困難は2004年の中越地震です。生産の心臓部であった生地工場が被災。新しい工場の建設には当時の越路町町長、大野勉さんをはじめ地元企業や地域の皆さまに本当に助けられました。自身が被災した社員さえも復旧に尽力してくれた。被災後1カ月間、全取締役で毎朝ミーティングを行い、情報共有して円滑に復旧作業を進めました。地域と人、そしてコミュニケーションの大切さを実感した経験です。

Overview [概要]

主力商品「田舎のおかき」
◼所在地 〒949-5414 長岡市飯塚2958番地
TEL.0258-92-4111 FAX.0258-92-6060
◼創業 1947年7月
◼事業内容 米菓の製造・販売
◼資本金 16億3,475万円
◼売上高 215億5,400万円(2020年3月期)
◼従業員数 859人
◼支店 10支店
◼ホームページ https://www.iwatsukaseika.co.jp/