新潟冷蔵 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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ニューノーマルに照準、水産もSDGs

代表取締役社長
坪川 篤

新型ウイルス禍でニーズに変化は。

 ホテル、飲食店の休業で高単価商品の需要が大きく減少しました。一方で巣ごもりによる一般需要は増加となりました。ニューノーマルによる買い物頻度と時間帯の変化から、保存性の利く干物や冷凍製品の消費は大きく増加しています。家庭内食の増加がバランスの取れた食生活志向を高め、減少が続いていた魚食にも変化が出てきています。安心・安全で美味しいことはもちろん、簡便性があって、手軽に食べられる高次加工商品の開発、提案に一層注力して、魚食ニーズに応えていきます。
 今、最も人気が高い魚はサケですが、技術の進歩で海上陸上さまざまなところで養殖され、供給は既に天然物を上回り、世界中で消費が伸びています。現在の養殖産業は環境負荷や労働環境も改善され、SDGs(持続可能な開発目標)達成にも貢献できるものとなっています。国内ではサケの他ブリ、マグロ、タイなどの養殖が行われていますが、当社では昨年からこの飼料の輸入取り扱いを開始しております。この分野への進出は後発ですが、今後この水産養殖事業は成長産業として、同時に持続可能な未来のため重要な産業でもあると考えています。本格的参入に向け営業強化を図ります。

新潟市中央卸売市場水産初の女性セリ人が誕生しましたね。

 はい。市場業務は早朝から始まることから、長く男性ばかりの職場でした。最近は女性営業職も増え、入社3年目の女性がセリ人資格を取得し、先月よりセリによる営業を行っています。女性社員の中には子育て中の営業職もおり、社としても働きやすい環境整備に努めています。早朝勤務ではありますが、入社後早い段階から集荷、販売を任されるので皆やりがいを感じてくれます。終業後もまだ陽が高いので、好きなことに時間を費やせます。興味のある学生さんはぜひ当社へ見学にお越しください。

挫折や困難をどう乗り越えてきましたか。

 仕事では相場で大きな損失を出したり、プライベートでは渓流で鉄砲水や春の大雪で進退窮まったりという経験も。その時、「どうしてこんなことに…」とパニックに陥りがちですが、その状況を能動的に受け入れ、覚悟したことで冷静に対処して乗り越えられたと思っています。もう駄目だと思うような場面では、その事実と早い段階で冷静に向かい合うことができれば、違う局面は必ず見つかると思っています。

Overview [概要]

新潟市中央卸売市場水産で初の女性セリ人
◼所在地 〒950-0114 新潟市江南区茗荷谷711番地
TEL.025-257-6400 FAX.025-257-6415
◼設立 1924年12月8日
◼事業内容 水産物卸売業・冷蔵倉庫業
◼資本金 4億9,847万円
◼売上高 228億円(2020年3月期)
◼グループ会社 大栄魚類㈱、㈱村上魚市場 他3社
◼ホームページ https://www.niigata-reizo.co.jp