日本曹達 株式会社 | 二本木工場 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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広がる未来へ 化学の力で明日を照らし続ける

執行役員 工場長
立花 輝雄

昨年創立100周年を迎えた化学会社です。

 1913年に創業者の中野友禮(とものり)がカセイソーダを効率的に電気分解することに成功し特許を取得、その技術で1920年2月に創業しました。アグリビジネス、医薬品、環境化学品などの特色ある製品を提供しています。近年は固形薬剤の結合剤として使われる医薬品添加剤「ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)」や、リンゴの黒星病を予防する殺菌剤「ミギワフロアブル」など、農業化学品、医薬品の分野で業績を伸ばしています。
 100周年を機に制定したスローガンは「かがくで、かがやく。」。化学の力で未来の社会を照らし、私たち自身も輝き続けたいという思いが込められています。

地元上越市との関係はいかがですか。

 二本木工場は創業の年の7月1日に操業を開始しました。良質な労働力と豊富な水資源に恵まれ、直江津港へのアクセスが良いことから、この地に工場を建設。かつては隣の二本木駅と工場構内をつなぐ専用線を使って貨物輸送を行っていました。現在の二本木駅は国の有形文化財に登録された鉄道遺産。当時活躍した貨物の車輪と転てつ機をえちごトキめき鉄道に寄贈しました。100周年記念事業の一環としてラッピングトレインも走っています。
 従業員の大半は地元からの雇用で、親子4代にわたって働く社員もいます。住宅地で100年以上も工場を運営してこられたのは近隣住民のご理解のおかげ。感謝の意味を込めて中郷小学校、中学校に記念品を寄贈、新型ウイルス感染が拡大した際は中郷区の福祉施設などに非接触体温計を寄贈しました。

今年度の新たな取り組みは。

 昨年8月にカセイカリおよび周辺事業の構造改革を発表しました。クロールアルカリ事業を縮小し、付加価値の高い分野を伸ばしていきます。また、生産技術研究棟や新規プラントなどの設備投資を行い、生産能力増強を図っていきます。

ご自身の人生の転機は。

 私は石巻市の出身です。10年前の東日本大震災で母と姉の家が流されました。車で現地へ向かう際、当時の部下が帰りのガソリンやテントまで用意し、無事を祈ってくれました。越後人の情に感謝しています。日本曹達に入社したこと、ひいてはヨット競技を続けたくて海に近いというだけの理由で新潟大学に進学したのが人生の転機かもしれません。

Overview [概要]

化学の力で未来を照らし、自らも輝き続けます
◼所在地 〒949-2392 上越市中郷区藤沢950
TEL.0255-81-2300 FAX.0255-81-2341
◼創立 1920(大正9)年2月
◼事業内容 化学工業薬品の製造、加工、販売
◼資本金 291億6,600万円(2020年3月31日現在)
◼売上高 連結1,447億3,900万円 単体838億1,100万円(2020年3月期)
◼従業員数 1,399人(2020年9月30日現在)
◼支社 本社(東京)、大阪支店、二本木工場、高岡工場、水島工場、千葉工場、小田原研究所 など
◼グループ会社 日曹商事㈱、日曹エンジニアリング㈱、三和倉庫㈱、日曹金属化学㈱、ニッソーファイン㈱、㈱日曹建設 など
◼ホームページ https://www.nippon-soda.co.jp