朝日酒造 株式会社 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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また「心を交わす」日のために変化を加速

取締役社長
細田 康

2020年はどんな年でしたか。

 新型ウイルスに翻弄(ほんろう)された1年でした。行動が制限されお客さまとのご縁を結びにくくなる一方、自社のオンラインショップや輸出は夏以降に回復。特にアジア地域以外では前年を上回る需要がありました。当社でもリモートワークが一気に定着、その他の改善活動も進め、内部変革や強化ができました。
 半面、人の働き方が大きく変わり、生活スタイルも変化しました。注ぎ合って飲むのが日本酒です。「久保田」の生みの親である故・嶋悌司さんは常に「酒を酌み交わすことは、心を交わすこと」と話していました。注ぎ合う、酌み交わす文化を次の時代にどう伝えていくか。ウイルス禍の終息を祈っています。

今年力を入れることは?

 新型ウイルスの感染動向次第ではありますが、東京・渋谷PARCOの「未来日本酒店/KUBOTA SAKE BAR」を活用し、少人数のセミナーを多頻度で開催したいと思っています。ここはデジタルツールも活用しながら、毎日の生活と日本酒を結ぶ場として設けた場所。昨年実施できなかったことを計画的に進めていきます。
 「久保田」はリブランディングを進めています。長年ご愛飲いただいているお客さま、寿の文字を愛してくださるお客さまを大切にしながら、次の世代のお客さまをお迎えしようと味の幅を広げました。千寿の純米吟醸をベースにした「ゆずリキュール」は、日本酒をあまり飲まない方や久保田をご存知ない方にお届けしようと開発したものです。ここでも新しいご縁が生まれればと思います。
 一方の定番品「朝日山」も、時代の変化を見ながら朝日山ブランドの在りよう、役割を考える年になるでしょう。朝日山ならではの価値をどう提供するか考えていきます。

ご自身の人生の転機は。

 浪人、研究者としての行き詰まりなどの挫折を経て、縁あって30歳で当社に入社しました。しかし研究所とあまりにも違う生活に戸惑いを感じ、入社2年を迎える前に会社を辞めたくなりました。転職活動をし、内定ももらっていましたが「石の上にも3年」にすらなっておらず、辞め癖や逃げ癖が付くのではと悩んでいました。
 そんな時、会社の業務改善プロジェクトに参画。システム部門で仕事と向き合うと、次第に全てを「自分ごと」として考えられるようになりました。朝日酒造を辞めなかったことが人生の転機と言えるでしょう。

Overview [概要]

朝日酒造の主要銘柄
◼所在地 〒949-5494 長岡市朝日880-1
TEL.0258-92-3181㈹ FAX.0258-92-4875
◼創業 1830(天保元)年
◼創立 1920(大正9)年
◼事業内容 清酒製造・販売
◼資本金 1億8,000万円
◼売上高 62億4,700万円
◼従業員数 169人(2021年4月現在)
◼支店 関東支店
◼ホームページ https://www.asahi-shuzo.co.jp/