株式会社 タチカワ - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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新型ウイルス禍で再認識した美容室の底力

代表取締役社長
佐々木 毅

昨年の状況はいかがでしたか。

 3〜5月の落ち込みは大きかったです。それ以降は良い傾向でした。例年12月の売上高が最大になるのですが、昨年6月は、これを上回るほどの伸びで必ずしも悪くはありませんでした。

美容室のお客さまが減らなかったのでしょうか。

 もともと、お客さま同士が接触するレイアウトではないですし、迅速な対応も取っていました。衛生管理には比較的信頼があったと思います。しかしそれ以上に、閉塞(へいそく)感のある暮らしの中で「安堵(あんど)できる場・時間」として美容室を選んでくださった方が多かったのだと理解しています。スタイリストさんたちの日頃の努力のたまものです。
 加えて美容室で販売する家庭用美容商材が巣ごもり消費の恩恵で伸びました。人の「きれいでいたい」「リラックスしたい」というニーズは普遍的なものだと再認識しています。

それらを経て今年は。

 お客さまの信頼は、一方ではプレッシャーでもあり、身の引き締まる思いです。私たちは業種で言えば卸売業で美容室がお客さまですが、美容室に来られるお客さまを共に迎えるパートナーだと自認しています。だからこそ社員には美容室経営者と悩みも課題も共有し、一緒に答えを出していくことを社の方針としています。端的に言えば、経営者と膝を突き合わせた本気の営業をしていくことが必要です。
 首都圏では昨今、お客さまが都心部からベッドタウンの美容室に移動する傾向もあります。地元にも良いスタイリストがいるという発見は、今後お客さまの流れを変え、美容業界を大きく変えていく可能性があります。業界の「常識」にとらわれ過ぎず、お客さまに真に寄り添えるサービスを追究していかなければなりません。変化のスピードが非常に速くなっていますから、一気に取り組んでいく必要があります。

転機となった出来事は。

 ある意味昨年です。創業以来美容室の繁栄が、われわれの存在価値です。日本の美容はこれからもどんどん進化します。新型ウイルス禍で、顧客のニーズもどんどん様変わりしており、これまでよりも「個」に対して真摯(しんし)に対応することが重要になってきています。今は大きな転機です。全国に美容室は20万件以上あります。そのうち私たちが関われるのはごく一部。関わることができた美容室が共に発展できるよう、力を尽くしたいと考えています。

Overview [概要]

   本社外観
◼所在地 〒950-0813 新潟市東区大形本町6-8-14
TEL.025-275-6666 FAX.025-275-4000
◼創業 1946(昭和21)年
◼事業内容 美容室に必要な機材、業務用薬剤、頭髪化粧品等の販売。
美容室店舗設計や総合プロデュース、広告代理業務、デザイン。
イベント企画運営、美容技術教育、人材教育など
◼資本金 1,000万円
◼売上高 31億円(2020年)
◼従業員数 120人(2020年9月現在)
◼支店・営業所 新潟県(新潟、長岡、上越、佐渡各支店)、松本営業所、福島支店、仙台支店、秋田支店、東京支店
◼グループ会社 ㈱BICホールディングス、
厚生労働大臣指定専修学校新潟美容専門学校
「ジャパン・ビューティ・アカデミー」
◼ホームページ https://www.jbl-tachikawa.co.jp