株式会社 メビウス - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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DXで共に開く地域産業の未来

代表取締役会長
山田 新一

昨年の業況をお聞かせください。

 前半は新型ウイルス禍でかなり落ち込みました。人工知能(AI)による錦鯉の個体識別システムは主な市場がヨーロッパですから見本市が開かれず、アクションが起こせませんでした。しかし夏以降かなり盛り返していますので、悲観すべき状況ではなく、やるべきことをしっかりやろうと思っています。
 例えば、わが社はかなり早い時期から機械学習のエンジニアを育成してきました。錦鯉の個体識別は、水中で生きた状態で識別するため、技術的に高いレベルが要求されます。地域産業への貢献と同時に、われわれの技術力を示すものとしてブラッシュアップを進めています。
 2019年に社内にバイオサイエンス部を立ち上げ、多くのスタッフを投入しました。バイオサイエンス分野では、新潟大学と産学連携を進めています。ここから何を生み出していけるか、大いに期待しています。

県内のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進状況は。

 導入事例はまだ数件ほどですが、昨年はご相談も増え、コンサルティングに入った案件も複数あります。デジタルで業務をどう変革し、事業を有利に展開していくかは、事前のコンサルティングと導入後のブラッシュアップが欠かせません。当社は東京と二本社制を取っているため既にDXの経験知が豊富にあります。ぜひこれを活用して新潟の地域産業の未来に貢献したいですね。農業DXのセミナーを行ったところ、若い方が大変前向きでした。デジタル化で「長年の経験」を武器にできるからです。従来DXのお客さまは在京企業がほとんどだったので、新潟の企業となるとスタッフのモチベーションも上がります。

ご自身の人生の転機は。

 バブル崩壊と、これとほぼ同時期に起こったコンピューターの革新ですね。バブル崩壊はこの業界も大きな影響を受けました。しかしその頃から、あらゆることがデジタル化できるようになりました。これに対応し、お客さまにきめ細かいサービスを提供できる体制づくりのため新潟と東京の二本社制を取りました。15年ほど前からは東京、新潟、長岡で勤務地を選べるようにしています。また4年前の豪雪でテレワークの体制を整えていたので、新型ウイルス禍での混乱は少なかったですね。われわれにとって最も重要な資産は技術であり、その技術を持っているのは社員です。だから社員一人一人を大切にする環境づくりに努めています。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-0917 新潟市中央区天神1丁目12番地3
TEL.025-242-3123 FAX.025-242-3121
◼設立 1983年10月1日
◼事業内容 システムインテグレーション、先端技術活用
(機械学習コンサルティング、DX推進、バイオサイエンス)
◼資本金 2億4,000万円
◼売上高 24億6,196万円(2021年3月期)
◼従業員数 220人(2021年4月1日現在)
◼支社 [東京本社] 〒160-0023 東京都新宿区西新宿6丁目24番1号
[長岡システム開発センター] 〒940-0071 長岡市表町1丁目10番地7
◼ホームページ https://www.mob.co.jp