株式会社 小野組 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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地域の課題を解決する「地域建設業」として

代表取締役社長
小野 貴史

1888年創業、建築や土木に高い技術力を発揮する企業です。

 戦前は軍用飛行機を造り、戦後は農地、学校、工場、上下水道や道路・橋など新潟県北部のインフラ整備を主に手掛けてきました。当社は時代のニーズに合った課題解決を行う「地域建設業」。私たちの仕事はビジネスではなく「商い」だと思っています。地域が必要なものを必要な時に提供し、人に寄り添う仕事をしていきたいですね。
 新事業の植物工場では、発光ダイオード(LED)でイチゴを育成する実証実験を行っていますが、少子化で閉校した学校を活用し、地域の雇用を広げられればと始めたもの。地域建設業の中のコンサルティング業務としての取り組みであり、農業に参入するのが目的ではありません。地域課題解決が当社の生業です。

老舗の6代目として大切にしていることは何ですか。

 地域に根差す企業として、地域の物語をつくることですね。そして、その物語を一緒につくる人を育てることです。第5世代(5G)移動通信システムを中心とした情報通信技術がスタートし、新型ウイルスでリモートワークなど新しい価値観が完全に定着するでしょう。人工知能(AI)やビッグデータなどを活用し、新しい価値を見出す。その起点になるのも「人」です。
 人を育てるのにはお金、労力、時間がかかりますが、小林虎三郎の故事にあるように、新潟は貧しくても教育に力を入れる伝統があります。われわれも「建設×教育」として、「和合館工学舎」や「北陸建設アカデミー」で地域建設業の担い手を育てています。また地域の小中学校へ社員が出前授業に行くことで、教える側も学びを深くしています。
 写真家の山崎エリナさんが当社の工事現場を撮影した写真集『Civil Engineers 土木の肖像』が昨年出版されました。働く人たちの情熱や誇りが活写されています。私も『人を育てる 新・日本型経営のすゝめ』という本を書きました。これからも人材育成には力を入れていきます。

挫折や困難を乗り越えたエピソードはありますか。

 私の入社時の売上高は80億円、09年に社長に就任したときには40億円でした。でも「諦めた時が挫折」です。この地域が好き、この地域の問題を解決したいという思いで、ここまで来ました。生まれた地域をより良くしていきたいという思いで、これからも進んでいきます。

Overview [概要]

国土を支え、ふるさとを守る
◼所在地 〒959-2646 胎内市西栄町2番23号
TEL.0254-43-2123㈹ FAX.0254-43-3504
◼創業 1888(明治21)年1月
◼事業内容 総合建設業(土木、建築、住宅の設計・施工管理)、不動産業
◼資本金 9,400万円
◼売上高 121億円(2020年5月期)
◼従業員数 184人(2021年2月現在)
◼支店・営業所 本社(胎内)、新潟支店、関東支店、東北支店、東京支店
新発田営業所、さいたま営業所、横浜営業所、長野営業所、
長岡営業所、福島営業所、山形営業所、町田スタジオ
◼グループ会社 オノエンタープライズ株式会社、オノ・キューブ株式会社、
いちごカンパニー株式会社、一般社団法人和合館工学舎、
一般社団法人北陸建設アカデミー
◼ホームページ https://www.ono-gumi.co.jp/