社会福祉法人 恩賜財団 | 済生会新潟病院 - 新潟日報LEADERS倶楽部2021
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「ともに歩み、支える」地域医療支援病院

院長
本間 照

昨年はどのような年でしたか。

 新型ウイルス集団感染が起こったダイヤモンド・プリンセス号に当院から災害派遣医療チーム(DMAT)を派遣。船内活動や感染者の搬送などに従事しました。また病院出入り口は1カ所に絞り、非接触型体温計による検温を実施しています。行政からの要請で比較的病状の落ち着いている感染者を受け入れましたが、専門の病棟がなかったため既存病棟を改変し、スタッフの働き方も変更しました。
 院内の無線LAN「Wi–Fi(ワイファイ)」の改修工事を行い、入院中の方がオンラインでご家族と面会することもスムーズになりました。ご高齢の患者さんが、ご家族の顔を見たとたん、急に生き生きと話し始めたのを目の当たりにし、人と人のつながりの大切さを痛感しました。

4月から院長に就任されました。今後の方針は。

 当院は地域医療支援病院です。新潟市は救急医療の逼迫(ひっぱく)が問題になっています。市と県全体の状況を見据え、病院同士、在宅医療を支える地元クリニック、訪問看護ステーション、ご家族などときちんと連携を取り、救急対応を充実させていかなくてはなりません。
 また医師個人として「惻隠(そくいん)の情」という言葉を常に心に留めています。親が子どもの傍らに座り、一心に看護する気持ちを大切に診察したいと考えています。感染防止対策を徹底した上で、以前のように患者さんと近い距離で診察する医療をできるだけ早く取り戻したいですね。

SDGs(持続可能な開発目標)にも取り組んでいます。

 当院の母体である済生会は社会福祉法人であり、元々当院でも介護・福祉に力を入れています。病院理念「ともに歩み、支える」にSDGsは重なっています。具体的には、生活困窮者支援事業「なでしこプラン」で無料低額診療などを行っています。また事業所内保育所「なでしこつぼみ保育園」では職員だけでなく地域のお子さまをお預かりし、病児保育室「さいせいかい」も設置しています。昨年、子ども食堂の開設が新型ウイルス禍で中止になりました。落ち着いたらスタートしたいですね。

ご自身の人生の転機は。

 済生会新潟病院に勤務して11年目ですが、私が当院を希望したのは、尊敬する2人の先生がここで勤務されており、一緒に仕事をしたかったからです。お2人に出会えたことをありがたく思っています。

Overview [概要]

◼所在地 〒950-1104 新潟市西区寺地280-7
TEL.025-233-6161㈹ FAX.025-233-8880
◼開院日 1991(平成3)年7月1日
◼事業内容 医療業
◼診療科目 内科、血液内科、代謝・内分泌内科、精神科、脳神経内科、呼吸器内科、消化器内科、循環器内科、小児科、外科、消化器外科、乳腺・内分泌外科、整形外科、呼吸器外科、心臓血管外科、皮膚科、泌尿器科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、リハビリテーション科、放射線科、麻酔科、形成外科、病理診断科、臨床検査科、歯科口腔外科、脳神経外科
◼職員数 889人
◼病床数 425床
◼ホームページ http://ngt.saiseikai.or.jp/